目標とは何か

私たちはともすれば言葉づかいの問題にとらわれがちになる。「目標」と言うべきだろうか。あるいは「ビジョン」だろうか。「ミッション(使命)」ではないのか。そういうことは、いまはすべて忘れてほしい。また、教科書に書いであるような定義など気にしないことだ。目標は、不動産物件の正しい探し方、買い方、管理のしかたを教えることだ。不動産投資のプロセスを簡単なものにするベストセラーガイドになってくれることを目指している。そういう意味でも、目標を立てるところから始めたほうがよさそうだ。

目標とは、あなたが達成しようとしているもの

簡単に言うと、目標とはあなたが達成しようとしているものだ。あなたの目標は、向こう1年間に投資物件を1つ買うことかもしれない。あるいは、2年のうちに毎月5,000ドル稼ぐようになりたいと思っているかもしれない。5年先には町で一番の賃貸物件オーナーになるぞというような、非常に高い目標を設定した人がいるかもしれない。どんな目標を立ててもかまわないが、それはあなたが達成しようとしているものでなければならない。棚でほこりをかぶったままで永久に行動に移されない目標ほど無価値なものはない。それはただの夢にすぎない。行動を起こさない限り、夢に本当の力はない。

目標は、測定可能なものでなければならない

目標は、数字で測れるものであるべきだ。自分自身の主人になりたいという私の目標は、あまり良い目標とは言えなかった。前にも言ったように、どのように目標を設定し、目標の力を利用したらよいかを学ぶのに私は何年もかかった。自分自身の主人になるのに、たとえば1年以内という期限が付いているとか、年収75,000ドルとかいうように収入レベルが決まっていたら、私にとつてはるかに良い目標になっていたことだろう。

あいまいな目標は達成するのが難しいし、それに向かつてやり続りるのはもっと難しい。もし、期限も目標額も優先順位もなかったら、その目標を「達成した」ことをどうやって知るのだろうか。それはほとんど不可能に近い。

知り合いの不動産投資家は、1年聞に2世帯集合住宅を1件取得するという明確に測定できる目標を持っている。もう1人は、年聞に10件の住宅を取得するという目標を持っている。ここで重要なのは、そうした目標が達成可能なものであり、測定可能なものであるということだ。あなたの目標はどんなものになるだろうか。

目標は、達成可能なものでなければならない

目標は、現実的で達成できるものでなければならない。そうでなければ、棚上げされたまま決して行動に移されることはないか、あるいは途中でもっと現実的な目標に変更されるかのどちらかだ。目的変更ならまだましだが、あまり高い目標を掲げると、達成できなかったときに敗北感を引き起こすおそれがある。でももし、本当に達成できたら最高の気分になれるだろう。

自分自身の主人になるという私の最初の目標は、いま振り返ってみるとかなり達成可能なものだった。しかし同時に、野心的な夢のようにも思えた。結局、私は仕事に就き、それが車やマイホーム、ライフスタイルにかかる費用を支えていた。そのすべてをあきらめるのは恐ろしいことだったが、そうしなければならないとわかっていた。その目標は遠大なものだったが不可能ではなかった。そのことが私に希望ややる気、目標を達成しようという情熱を与えてくれた。